Japanese
English
症例報告
先天性頭蓋内皮膚洞の1例
A Case of Congenital Cranial Dermal Sinus
大江 麻里子
1
,
肥田野 信
1
,
石井 毅
2
,
井沢 正博
2
Mariko ODE
1
,
Akira HIDANO
1
,
Tsuyoshi ISHII
2
,
Masahiro IZAWA
2
1東京女子医科大学皮膚科学教室
2東京女子医科大学脳神経外科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Wemen's Medical College
2Department of Neurosurgery, Tokyo Women's Medical College
キーワード:
先天性皮膚洞
,
頭蓋内
Keyword:
先天性皮膚洞
,
頭蓋内
pp.57-60
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900798
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4カ月,女児の後頭正中部にみられた直径1.5cm大の皮下腫瘤と径2.2cm大の結節で,神経学的症候は呈していなかった.皮膚洞は骨欠損部を貫通し,腫瘤末端は第四脳室にまで達し,盲端になって終わっていた.本症は放置により髄膜炎などの重篤な神経症状を呈してくることが知られているが,未然に摘出すれば予後は良好である.
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