Japanese
English
治療
刺青(装飾性)の治療経験
Treatment of Decorative Tattoos
松賀 一訓
1
,
秦 維郎
1
,
矢野 健二
1
,
古市 浩美
1
,
伊藤 理
1
,
松田 秀則
1
,
芝本 英博
1
,
前田 文彦
1
,
吉田 有香子
1
Kazunori MATSUKA
1
,
Yuiro HATA
1
,
Kenji YANO
1
,
Hiromi FURUICHI
1
,
Osamu ITO
1
,
Hidenori MATSUDA
1
,
Hidehiro SHIBAMOTO
1
,
Fumihiko MAEDA
1
,
Yukako YOSHIDA
1
1香川医科大学形成外科学教室
1Department of Plastic Surgery, Kagawa Medical School
キーワード:
装飾性刺青
,
治療
,
皮膚剥削術
,
切手状植皮術
,
酵素処理表皮移植術
Keyword:
装飾性刺青
,
治療
,
皮膚剥削術
,
切手状植皮術
,
酵素処理表皮移植術
pp.1153-1156
発行日 1992年12月1日
Published Date 1992/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900785
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当院開院以来8年間に当科を受診した装飾性刺青患者は42例(全新患数の1.3%),男35例,女7例で,初診時年齢は20歳未満7例,20歳代10例,30歳代19例,40歳代3例,50歳以上3例であった.部位は1側上肢に限るもの14例,上半身(胸部,肩,背部,両上肢に及ぶもの)22例,眉毛部4例,鼠径部1例,大腿部1例であった.28例(男性22例,女性6例)に治療を行った.治療法は単純切除術11例,皮膚剥削術14例,皮膚剥削術+切手状植皮術2例,皮膚剥削術+酵素処理表皮移植術1例,分層植皮術1例,頭皮島状皮弁による眉毛再建術2例である.当科における刺青の治療方針をまとめると,切除できる小さいものは単純切除術,切除できない広いものは皮膚剥削術,そのうち色素の入った層が深い刺青は刺青皮膚剥削術+切手状植皮術,色素の層が深く健常皮膚のきわめて少ない色彫の刺青は皮膚剥削術+酵素処理表皮移植術である.
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