Japanese
English
原著
完全型ベーチエツト病患者のHLA-I・IIの分布—日本と中国との比較
Distribution of HLA-I・II in Japanese and Chinese Patients of Complete Type of Behçet's Disease
王 黎曼
1
,
峰下 哲
1
,
田 丁
2
,
姜 学義
2
,
馮 高章
3
,
丁 素先
4
,
邊 天羽
4
,
宮下 英夫
5
Li Man WANG
1
,
Satoru MINESHITA
1
,
Ding TIAN
2
,
Xue Ye JIANG
2
,
Gao Zhang FENG
3
,
Su Xian DING
4
,
Tian Yu BIAN
4
,
Hideo MIYASHITA
5
1東京医科歯科大学難治疾患研究所予防医学
2中国北京医科大学
3中国哈爾濱医科大学
4中国天津皮膚病研究所
5帝京大学医学部第二内科
1Medical Research Institute, Tokyo Medical and Dental University
2Beijing Medical University
3Haerbing Medical University
4Chang Zheng Hospital Tianjin
52nd Department of Internal Medicine, Teikyo University
キーワード:
ベーチェット病完全型
,
HLA-I
,
HLA-II
,
Cw1
Keyword:
ベーチェット病完全型
,
HLA-I
,
HLA-II
,
Cw1
pp.609-611
発行日 1992年7月1日
Published Date 1992/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900670
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
今回我々は日本と中国における完全型ベーチェット病についてHLA-I・IIの分布を検討した.Cw1,DR5とDQw4抗原の出現頻度について日本と中国との患者間に有意差が認められた.Cw1抗原の頻度については日本人および中国人患者とそれぞれの国の健康人と比べてみろと日本人では低く,中国人では逆に高かった.DR5抗原の頻度については日本人では高く,中国人では低かった.今回の検討結果から,完全型ベーチェット病患者では異なる民族間で抗原頻度は有意に異なることがあると考えられる.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.