Japanese
English
カラーアトラス
後天性リンパ管拡張症
Acquired Lymphangiectasia
大野 佐代子
1
,
宇谷 厚志
1
,
藤田 真由美
1
,
宮地 良樹
1
Sayoko OHNO
1
,
Atsushi UTANI
1
,
Mayumi FUJITA
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1天理よろづ相談所病院皮膚科
1Division of Dermatology, Tenri Hospital
キーワード:
後天性リンパ管拡張症
,
浅在性リンパ管腫
Keyword:
後天性リンパ管拡張症
,
浅在性リンパ管腫
pp.606-607
発行日 1992年7月1日
Published Date 1992/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900669
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- Abstract 文献概要
症例 66歳,女性
既往歴 10年前に子宮体癌にて子宮切除後,放射線療法を行った.その後再発を認めていない.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 1年前より,外陰部に小丘疹が多発している.
現症 大陰唇,恥丘部に多房性の無症候性丘疹が多発する(図1).丘疹は穿刺にて漿液性滲出液の排出を認める.
病理組織学的所見 大陰唇の丘疹を生検した.表皮は肥厚し,表皮突起の延長を認める.真皮乳頭層に表皮内に突出したように大型の管腔構造がある(図2).壁は1層の菲薄な内皮で被われている(図3).内容に赤血球は含んでいないが,リンパ球を有している.
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