Japanese
English
症例報告
尋常性狼瘡,慢性円板状エリテマトーデスを考えさせたサルコイドーシスの1例
A Case of Sarcoidosis Mimicking Lupus Vulgaris and Discoid Lupus Erythematosus
宮川 俊一
1
,
小林 都江
1
,
木村 俊次
1
Shun-ichi MIYAKAWA
1
,
Kunie KOBAYASHI
1
,
Shunji KIMURA
1
1国家公務員等共済組合連合会立川病院皮膚科
1Division of Dermatology, Kyosai Tachikawa Hospital
キーワード:
サルコイドーシス
,
乾酪壊死
Keyword:
サルコイドーシス
,
乾酪壊死
pp.453-456
発行日 1992年5月1日
Published Date 1992/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900638
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47歳,女性.臨床的に顔面に尋常性狼瘡様あるいは慢性円板状エリテマトーデス様皮疹を呈したサルコイドーシスの1例を報告した.組織学的に一部乾酪壊死を伴う類上皮細胞肉芽腫で尋常性狼瘡,サルコイドーシス両者の鑑別が困難であった.検査所見上特徴的な眼病変,BHLを認めず,抗核抗体,抗DNA抗体が陽性であった.経過中に頸部,腋窩のリンパ節腫大,胸部以下にサルコイドーシスを疑わせる皮疹が出現し腋窩リンパ節生検にてサルコイドーシスと診断し得た.
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