Japanese
English
症例報告
高度の色素沈着を呈したアジソン病の1例
A Case of Addison's Disease with Severe Pigmentation
加藤 直子
1
,
松原 三八夫
2
Naoko KATO
1
,
Miyao MATSUBARA
2
1市立小樽病院皮膚科
2市立小樽病院内科
1Department of Dermatology, Otaru City General Hospital
2Department of Internal Medicine, Otaru City General Hospital
キーワード:
アジソン病
,
色素沈着
,
pro-opiomelanocortin
,
MSH
,
円形脱毛症
Keyword:
アジソン病
,
色素沈着
,
pro-opiomelanocortin
,
MSH
,
円形脱毛症
pp.959-963
発行日 1991年11月1日
Published Date 1991/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900481
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
34歳,男.顔面,四肢および口腔粘膜を主体とする全身の,非常に高度の色素沈着を示したアジソン病の1症例を報告した.風疹罹患後から倦怠感を自覚,感冒罹患以来食思不振,脱力感等も加わるようになり,体重も半年間に6kg減少した.海水浴後から高度の色素沈着を呈し,種々の内分泌学的検索の結果から本症と診断した.本症における色素沈着とpro-opiomelanocortin(POMC)由来ペプチドとの関連について若干の考察を加えた.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.