Japanese
English
症例報告
セザリー症候群の1例
A Case of Sezary Syndrome
石河 晃
1
,
木花 いづみ
1
,
生冨 公明
1
,
岸本 宏志
2
Akira ISHIKO
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Masaaki IKUTOMI
1
,
Hiroshi KISHIMOTO
2
1川崎市立川崎病院皮膚科
2川崎市立川崎病院病理検査科
1Department of Dermatology, Kawasaki Hospital
2Department of Pathology, Kawasaki Hospital
キーワード:
セザリー症候群
,
皮膚T細胞リンパ腫
,
インターフェロン
Keyword:
セザリー症候群
,
皮膚T細胞リンパ腫
,
インターフェロン
pp.827-831
発行日 1990年7月1日
Published Date 1990/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900156
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55歳,男.紅皮症,白血球増多症を主訴に来院.臨床像,末梢血液所見,組織学的所見,免疫組織学的所見からセザリー症候群と診断した1例を報告した.治療にrecombinant interferonα−2aを用いたところ,皮疹,白血球数,LDH値,リンパ節腫脹に対し効果がみられたが,投与40日ほどで再燃をみた.再燃時の皮疹は菌状息肉症を思わせる腫瘤が主体であったが,high-grade lymphomaに移行したとは考えられなかった.
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