Japanese
English
特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1990
II 新しい検査法と診断法
付属器腫瘍の組織化学的診断
Histochemistry of skin appendage tumors
小松 威彦
1
Takehiko KOMATSU
1
1荻窪病院皮膚科
1Division of Dermatology, Ogikubo Hospital
キーワード:
皮膚付属器腫瘍
,
免疫組織化学
,
ケラチン
,
epithelial membrane antigen
,
GCDFP−15
Keyword:
皮膚付属器腫瘍
,
免疫組織化学
,
ケラチン
,
epithelial membrane antigen
,
GCDFP−15
pp.552-557
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900103
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ケラチン,上皮細胞膜抗原(EMA),GCDFP−15の免疫組織化学につき,付属器腫瘍への応用を中心に,最近の知見を文献的に考察した.まずケラチンは上皮性腫瘍の同定,汗腺腫瘍の同定,特に汗腺腺細胞への分化を示す部分の特定に有用である(ただし様々な例外事項もあり,注意を要する).また最近研究が進んだ毛のhardケラチンは,毛母に対する特異性が高く,毛嚢腫瘍のうち毛母への分化の特定に大変有用である.またEMAは上皮性のマーカーとして,またGCDFP-15は汗腺腺細胞のマーカーとして有用である.
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