印象記
第123回日本皮膚科学会総会印象記
種瀬 啓士
1,2
,
栗田 昂幸
1,2
,
足立 太起
1,2
,
石河 晃
2
1第124回日本皮膚科学会総会事務局
2東邦大学医療センター大森病院皮膚科
pp.701-705
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412207384
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第123回日本皮膚科学会総会が京都大学医学研究科皮膚科学 椛島健治教授を会頭に2024年6月6日(木)〜9(日)の4日間にわたり,国立京都国際会館にて開催された(図1).新型コロナウイルス感染症が5類に変更となって1年少々が経過し,世間一般としてもさまざまな催し物や会合がコロナ禍前とほぼ同様に対面で行われるようになったなか,会期中の懇親会も5年振りに開催された.世界各国から50名以上に上る皮膚科医が招聘され,教育講演やスポンサードシンポジウムに加えて多数の主催校企画や特別講演が行われたほか,将来皮膚科医を志す初期臨床研修医や医学生を対象にしたポスター発表セッションも行われた(図2).また,海外からの演者のセッションでは,学会を通してポケトークを利用した同時通訳が初めて配置され,英語が苦手な人にも聴講しやすい環境が整えられた.4日間のほぼすべての日程で好天に恵まれたこともあり,現地来場者数は約5,400名に上り,ほぼすべての演題がインターネット上でライブ配信されたこともあり,最終的な学会参加者は現地およびWEBをあわせて8,800名を超えた.
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