Japanese
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今月の特集 母子感染の検査診断
各論
—母子感染で問題となる細菌感染症—梅毒
Syphilis
山岸 由佳
1,2
,
三鴨 廣繁
1,2
1愛知医科大学病院感染症科
2愛知医科大学病院感染制御部
キーワード:
梅毒
,
Treponema pallidum
,
非特異的トレポネーマ検査
,
生物学的偽陽性反応
,
先天梅毒
Keyword:
梅毒
,
Treponema pallidum
,
非特異的トレポネーマ検査
,
生物学的偽陽性反応
,
先天梅毒
pp.1411-1417
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201430
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Point
●妊婦が梅毒に感染した場合は,妊娠のどの時期であっても胎児に経胎盤的に感染しうる.
●梅毒への感染が判明した場合には,妊娠週数にかかわらずペニシリン系薬を投与する.
●検査は非特異的トレポネーマ検査(RPR法)と,特異的トレポネーマ検査(TPHA法またはFTA-ABS法)を組み合わせて行う.
●先天梅毒が疑われる,または確定した児,および第Ⅰ,Ⅱ期梅毒症例のケア時は治療後24時間までは接触予防策が推奨される.
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