Derm.2021
結節性硬化症(TSC)ボードに参加して
込山 悦子
1
1順天堂大学医学部皮膚科
pp.124
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206351
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同じ曜日に外来を担当していることがきっかけで,泌尿器科の医師から患者さんを紹介して頂くこととなった.あちらは多発性囊胞腎,腎血管筋脂肪腫(angiomyolipoma:AML)を専門分野としており,結節性硬化症(tuberous sclerosis complex:TSC)患者の依頼が増えた.
暫くすると,院内でTSCボード結成の話が出た.脳神経外科,呼吸器内科,小児科,放射線科,泌尿器科,基礎の研究者,そこに私も加えて頂いた.月に一回のミーティング.同じ院内で勤務していても“はじめまして”の医師もいる.症例検討で「上衣下巨細胞性星細胞腫(subepedymal giant cell astrocytoma:SEGA)の治療をどう進めるか」と言われても,皮膚科医は議論に参加できず.それでも「皮膚の評価を」と診察の機会を頂くこともあり,メンバーで良かったと感謝する.
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