連載 Clinical Exercise・124
Q考えられる疾患は何か?
高橋 愼一
1
1東京歯科大学市川総合病院皮膚科
pp.1031-1032
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205261
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症例
患 者:28歳,男性
主 訴:右頰部および右肘部の腫瘤
家族歴・既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:10年前より右頰部,左肘部の腫瘤を自覚し,前医での治療歴により縮小していたが再発し,当院を受診した(図1a,b).左肘は腫瘤のため衣類の袖を通せない状態であった.
初診時現症:右頰部に11×8cm大,左肘に12×13cm大の弾性硬の皮下腫瘤を認めた.
初診時検査所見:末梢血白血球数3,800/μl(好酸球57%),IgE 13,000IU/ml(正常値:170以下).
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