連載 Clinical Exercise・122
Q考えられる疾患は何か?
竹之内 辰也
1
1新潟県立がんセンター新潟病院皮膚科
pp.857-858
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205219
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症例
患 者:48歳,女性.
主 訴:臍部の腫瘤
既往歴:30歳時に肺炎
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:3か月前より臍部の腫瘤を自覚し,徐々に増大した.近医皮膚科より紹介され受診した.
初診時現症:臍窩に一致して23×18mm,弾性硬の淡紅色腫瘤を認めた.表面は多結節性で境界不明瞭,可動性は不良であった(図1).局所を含めて全身的にも自覚症状は全く認めなかった.
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