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文献紹介 進行したMerkel細胞癌におけるペムブロリズマブを用いたPD-1阻害
内田 理美
1
1慶應義塾大学
pp.130
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204989
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Merkel細胞は表皮に存在する神経内分泌系細胞であるMerkel細胞由来の皮膚癌である.2008年にMerkel細胞癌からMerkel細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)が発見され,発症への関与が示唆されている.
PD-1はT細胞上に発現しており,T細胞にブレーキをかける働きを持つ共抑制受容体である.また,PD-1のリガンドとしてPD-L1が存在する.抗PD-1抗体は,PD-1分子をブロックしT細胞による抗腫瘍効果を持続させる.MCPyV特異的T細胞はPD-1を発現しているため,PD-1免疫阻害経路の遮断に関心が寄せられている.
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