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文献紹介 白血病の持続的寛解のためのキメラ抗原受容体T細胞
雪野 祐莉子
1
1慶應義塾大学
pp.534
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204819
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急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia:ALL)は,急速に進行する治療が難しい疾患の1つである.再発性ALLの治療として現在,幹細胞移植,ブリナツモマブ投与が行われているが,近年CAR T細胞療法により難治性ALLで寛解を得られたという報告がある.
CAR(chimeric antigen receptor,キメラ抗原受容体)とは腫瘍抗原に特異的な単鎖抗体とT細胞受容体を持つ遺伝子キメラ蛋白の総称であり,この遺伝子を導入しCARを発現したT細胞をCAR T細胞という.
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