Japanese
English
症例報告
Piebaldism
Piebaldism
菊池 新
1
,
秋山 真志
1
,
早川 和人
1
,
西川 武二
1
Arata KIKUCHI
1
,
Masashi AKIYAMA
1
,
Kazuhito HAYAKAWA
1
,
Takeji NISHIKAWA
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
piebaldism
,
DOPA反応(horizontal section)
,
メラノサイト
,
電顕的観察
Keyword:
piebaldism
,
DOPA反応(horizontal section)
,
メラノサイト
,
電顕的観察
pp.1153-1157
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204233
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Piebaldismの1家系を経験し,このうち3名(28歳母親と5ヵ月男児,および15歳の従妹)につき精査した.母親は前頭部にwhite forelockを認めるのみだが,男児と母親の従妹はwhite forelockの他に両下肢にも脱色素斑を認めた.生検組織では,母親のwhite forelockでは表皮基底層に少量のメラニンを認め,DOPA反応弱陽性,電顕にて少数のメラノサイトが認められた.男児と従妹の下腿の脱色素斑ではメラニンは認められずDOPA反応陰性,電顕にてもメラノサイトを欠如していた.これらの所見より本症の白斑部にはメラノサイトが存在しない例と存在する例があることが判明した.
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