Japanese
English
原著
特異な組織像を示した正中頸瘻の1例
Median Cervical Fistula--A Case of Peculiar Histopathological Features
栗本 圭久
1
,
岸本 武
1
,
手塚 正
1
Kiyohisa KURIMOTO
1
,
Takeshi KISHIMOTO
1
,
Tadashi TEZUKA
1
1近畿大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kinki University School of Medicine
pp.227-230
発行日 1987年3月1日
Published Date 1987/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203623
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正中頸瘻の1例を報告した.症例は8歳男子,前頸正中部の皮下腫瘤およびその部からの滲出液の排出を主訴として来院した.手術により1本の索状物を摘出した.このものは中央に1本の太い管腔,その周囲の多数の腺組織およびこれらを取り囲むようによく発達した横紋筋組織から構成されていた.甲状腺組織はみられなかった.索状物の組織学的検討およびその起源について若十の考察を加えた.
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