Japanese
English
原著
膀胱癌原発と思われる丹毒様癌の1例
Carcinoma Erysipelatodes with Bladder Carcinoma
箸方 葉子
1
,
浦上 紘三
1
Yoko HASHIKATA
1
,
Kozo URAGAMI
1
1市立豊中病院皮膚科
1Toyonaka Municipal Hospital
pp.789-791
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203103
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他臓器悪性腫瘍の皮膚転移,とくに膀胱癌の皮膚転移は極めてまれである.今回我々は膀胱癌原発と思われる丹毒様癌の1例を経験したので,ここに報告する.
81歳,女子.約4年前より多発性膀胱腫瘍として加療していたところ,約1年前より下腹部に,いわゆる丹毒に似た有痛性の浸潤性紅斑が出現した.同部の病理組織では,Leverのいうinflammatory carcinoma, nodular carcinoma,およびcancer en cuiraseの像が混在してみられた.
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