Japanese
English
原著
MCTDの1例
A Case of Mixed Connective Tissue Disease
秋元 隆道
1
,
青木 敏之
1
Takamichi AKIMOTO
1
,
Toshiyuki AOKI
1
1大阪府立羽曳野病院皮膚科
1Department of Dermatology, Habikino Hospital of Osaka Prefecture
pp.463-467
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202428
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42歳,女性.16歳よりレイノー症状,関節痛,筋肉痛,手足の浮腫があり,時々発熱を繰り返す.3年前より手指尖に潰瘍ができ,爪甲下にも壊死巣がみられる.検査では高γ—グロブリン血症があり,speckle型抗核抗体が高値の陽性を示す.抗DNA抗体は陰性.補体は正常である.全経過を通じて腎所見はない.以上よりMCTDを疑い,ENAを調製し,ゲル内沈降反応によって抗ENA抗体検索を行った結果,抗RNP抗体単独陽性であったのでMCTDと診断した.
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