Japanese
English
原著
Pseudopyogenic Granulomaの3例
THREE CASES OF PSEUDOPYOGENIC GRANULOMA
藤田 益子
1
,
青木 敏之
1
,
田中 卓
Masuko FUJITA
1
,
Toshiyuki AOKI
1
,
Takashi TANAKA
1大阪府立羽曳野病院
1Osaka Rrefectural Habikino Hospital
pp.459-463
発行日 1977年6月1日
Published Date 1977/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201749
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要約 26歳女性の後頭部,26歳男性の外耳道前庭部,耳甲介部,49歳女性の後頭部に瘙痒を伴う暗赤色〜赤色小結節,丘疹が多発した.組織学的に血管の増生,血管内皮細胞の増殖,間質へのリンパ球,組織球,好酸球などの浸潤がみられpseudopyogenic granuloma(Wilson Jones & Bleehen,1969)と考えられた.2例は原因不明,1例は外傷後に発生している.ステロイド局注は無効で,外科的に完全切除するか,深く電気乾固した場合にのみ治癒した.
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