Japanese
English
原著
播種性好酸球性膠原病の2例
Two Cases of Disseminated Eosinophilic Collagen Disease
野口 知子
1
,
真家 興隆
1
,
高橋 正昭
1
,
舟生 俊夫
2
,
宇塚 善郎
3
Tornoko NOGUCHI
1
,
Okitaka MAIL
1
,
Masaaki TAKAHASHI
1
,
Toshio FUNYU
2
,
Yoshiro UZUKA
3
1東北大学医学部皮膚科学教室
2東北大学鳴子分院内科
3東北大学第3内科
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
2Department of Internal Medicine, Narugo Branch Hospital
3Third Department of Internal Medicine, Tohoku University School of Medicine
pp.1095-1101
発行日 1979年12月1日
Published Date 1979/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202155
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37歳女子,20歳女子の播種性好酸球性膠原病と思われる2例を報告した.
第1例は,リューマチ熱やSLEでみられる関節変化によく似た手指関節の変化を示した.
ステロイド,アザチオプリンの併用療法を行い,現在その何れも投与を中止しているが,全身,皮膚症状,検査所見共におちついている.
第2例は,神経症状を伴って発症,抗核抗体陽性,血清補体価の低下がみられたものの,全身症状は比較的軽微に経過した.しかし,誘因なく急速に悪化,死亡した.
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