Japanese
English
原著
皮膚サルコイドージスの臨床的観察およびサルコイドージスにおけるKveim反応
Clinical Survey of Cutaneous Sarcoidosis and Evaluation of Kveim Reaction in Sarcoidosis
竹内 誠司
1
,
諸橋 正昭
1
,
佐藤 良夫
1
Seiji TAKEUCHI
1
,
Masaaki MOROHASHI
1
,
Yoshio SATO
1
1新潟大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Niigata University School of Medicine
pp.397-403
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202058
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新潟大学皮膚科における10年間(昭和43年〜52年)の皮膚サルコイドージスの症例と,5年間(昭和48年〜52年)のクベイム反応の症例につき検討を行い,さらに最近の新しい知見について若干の考察を加えた.サルコイドージスの皮膚病変を有するものは10年間で15例であり皮膚サルコイド12例(結節型7例,局面型3例,結節型から局面型への移行1例,苔癬様型1例),結節性紅斑1例,瘢痕浸潤3例(皮膚サルコイドに合併した1例を含む)であった.性別では女性が男性の4倍であり,年齢では50歳台がもっとも多かった.最近5年間の新潟大学第2内科,眼科で診断された症例も含めたサルコイドージス66例中皮膚病変を有するものは10例(15%)で,このうち皮膚サルコイドを有するものは7例(11%)であった.クベイム反応は66例中21例(32%)に陽性であった.
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