Japanese
English
原著
スポロトリクム症の3例
THREE CASES OF SPOROTRICHOSIS
苅谷 英郎
1
,
高橋 容子
1
Hideo KARIYA
1
,
Yoko TAKAHASHI
1
1千葉大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Chiba University
pp.287-291
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201284
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スポロトリクム症が関東地方に偏在していることは従来より指摘されているが,近年各地からの報告の増加とともに関東地方の症例の占める割合は減少してきているといわれる.千葉大学皮膚科における本症の増加は依然として著しいものがあり,特に最近の数年間は毎年10例以上を経験している.今回,これらの症例のうち小潰瘍と瘢痕化を繰り返しつつ拡大した症例,5年にわたり診断不明のまま治療され手指の変形固定をきたした症例,高齢者に生じ短期間に大型の深い潰瘍を形成した症例について報告した.
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