Japanese
English
原著
Angioleiomyomaの3例
THREE CASES OF ANGIOLEIOMYOMA
藤沢 竜一
1
,
森川 孝雄
1
,
矢代 昭夫
1
,
鳥山 悌
2
Ryuichi FUJISAWA
1
,
Takao MORIKAWA
1
,
Akio YASHIRO
1
,
Tei TORIYAMA
2
1昭和大学医学部皮膚科学教室
2都立荏原病院皮膚科
1Department of Dermatology, School of Medicine, Showa University
2Department of Dermatology, Ebara Hospital
pp.53-59
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201257
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Angioleiomyomaの3例を報告した.
症例1.38歳,女.5年来,左前腕伸側に碗豆大の硬い皮下小結節あり,表面は僅かに紫紅色,軽い毛細血管拡張を伴う.自発痛,圧痛あり,放散痛なし.
症例2.25歳,女.1年半来,右下腿屈側に直径5mmの小結節あり,自発痛,圧痛,放散痛あり.
症例3.38歳,女.左下腿内側に5〜6年来,時々自発痛あり,2〜3年前から小豆大の硬い小結節発生,圧痛著明.
全例,外科的に摘出.組織像は定型的.
自験例を加えた本邦報告例313例を総括した要点を記載した.男123,女190で男:女=1:1.5.受診年齢は30代から50代に多く68%を占める.好発部位は下肢で64%,そのうち特に下腿に多い.単発が普通であるが多発例3例あり.82%に疼痛があり,多発性皮膚平滑筋腫の59%,他の単発性皮膚平滑筋腫の71%より頻度が高い.
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