Japanese
English
原著
Angioleiomyoma—特にその発達機転に関する知見補遺
Angioleiomyoma : a Supplemental Study on its Histogenesis
石橋 康正
1,2
,
都留 紀子
2
,
井上 由紀子
2
Yasumasa ISHIBASHI
1,2
,
Noriko TSURU
2
,
Yukiko INOUE
2
1東京大学医学部皮膚科学教室
2東京大学医学部附属病院分院皮膚科
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine University of Tokyo
2Department of Dermatology, Branch Hospital, University of Tokyo
pp.705-709
発行日 1978年9月1日
Published Date 1978/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201941
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Angioleiomyomaは稀ならず遭遇する皮内,皮下の良性腫瘍であるが,多くは下肢に見られ,有痛性であるのを特長とする.
著者は最近46歳,女子の顔面,鼻根部に拇指頭大の無自覚性腫瘤として現れた,比較的珍らしい症例を経験したので報告した.
なお,その腫瘤は組織学的に多数の血管腔を形成し,一見海綿状血管腫を思わせる所見を示した.それらの組織像に基いて,angioleiomyomaの本体及びその発達機転につき考察した.
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