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連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・8
色素性蕁麻疹(その1)
Urticaria pigmentosa
高橋 吉定
pp.1067-1071
発行日 1973年12月1日
Published Date 1973/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201248
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1.初めての記載者
Edward Nettleshipはノーサンプトン州(Northamptonshire)のケタリング(Kettering)で,1845年3月3日に生まれた.彼の勉学したのはロンドンのキングス・カレッジ病院(Kings College Hospital)・ロンドン病院(London Hospita1)・ロンドン獣医学校(London Veter-inary College)においてであつた.1873年にムーアフィールド眼科病院(Moorfield Ophthalmologic Hosp-ital),その後セント・トマス病院(St.Thomas's Hospital)で重要な地位を歴任した.色素性蕁麻疹の症例を発表したのは,彼の経歴の早いうちで,まだ眼科専門医にならないときであつた.
ネットルシップは,"眼科疾患の学生指針(The Student's Guide toDiseases of the Eye)"という広く用いられた教本を書いた(1879年).彼は眼科学の研究方面にはなはだ身を入れ,それに専念するために1902年には開業をやめた.彼の死去は1913年10月30日サリー(Surrey)州のバインドにおいてであつた.
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