喫茶ロビー
Watson-Jonesは今やお蔵入り?
花岡 英彌
1
1井上記念病院名誉院長
pp.479-479
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_479
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私は入局後2ヵ月で米国留学をしたので,整形外科医としての初期研修のほとんどは米国で始まった.教科書としては,もっぱらWatson-Jones著 “Fractures and Joint Injuries” とSpeed & Knight編 “Campbell’s Operative Orthopedics” であった.
図1は “Fracture and Joint Injury” の第4章の中の外傷性骨化性筋炎(外傷性骨膜下骨化)の図122の引用である1).大腿四頭筋の膝蓋骨付着部で断裂後,手術もせず,シーネ固定もせず,関節を普通に運動,あるいは過度に屈曲させたら,剥離した骨膜は断裂し,骨膜下血腫は散らばり,膝蓋骨の上方に新生骨が不規則に散らばって形成されている.
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