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English
シンポジウム アレルギー性接触皮膚炎における抗原形成(2)
Haptenと表皮SH
HAPTEN AND SH-GROUP IN EPIDERMIS
小倉 良平
1
OGURA RYOHEI
1
1久留米大学
1Department of Biochemistry, School of Medicine Kurume University
pp.363-367
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200790
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きようはハプテンが結合する蛋白,その中でも私が少し関係しておりますシステインのSH基がハプテンと結合し得るかという問題に限つてお話をしてみたいと思います。
ハプテンと蛋白とが結合するといつても,蛋白の適当な場所に隙間があつて,そこにハプテンが自由勝手に入り込むというものではありません。たとえばアミノ酸のCOOHとNH2基とが結合してpeptide結合ができ上るように,ちやんとした結合が起きないといけないわけです。そうしますとやはり蛋白を構成しているアミノ酸の側鎖つまり遊離したCOOH,NH2とかOH,SH,CH3基とかが関係を有してきます。本日はその中でもSH基についてのみ話したいと思います。
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