Japanese
English
薬剤
オイリッチクリームの皮膚科領域における使用経験
EURICH CREAM FOR DERMATOLOGICAL TREATMENT
手塚 正
1
,
入交 敏勝
1
,
山口 淳子
1
,
大川原 修介
1
Tadashi TEZUKA
1
,
Toshikatsu IRIMAJIRI
1
,
Junko YAMAGUCHI
1
,
Syusuke OKAWARA
1
1東京医科歯科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Tokyo Medical and Dental University
pp.711-717
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200365
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I.はじめに
副腎皮質ホルモン含有軟膏の出現によつて皮膚科領域の軟膏療法はその様相が一変してしまつたといつてもいいすぎではないと思われる。しかしながら,副腎皮質ホルモンは優れた抗炎症作用を持つ反面,重大な副作用を有し,かつ高価であることのためにその抗炎症作用をそこなわずに出来るだけその濃度を低めるように努力されている。今回,日立化学よりコルチコイド作用を有するグリチールレチン酸とデキサメサゾンを含有せる軟膏(オイリッチクリーム)の提供を受け,数種類の皮膚疾患に対してその効果を検討したので報告する。
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