連載 Clinical Exercise・75
Q考えられる疾患は何か?
鬼頭 由紀子
1
1JA静岡厚生連遠州病院皮膚科
pp.937-938
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103821
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症例
患 者:52歳,男性
主 訴:右頸部の腫瘤
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:当科初診の3か月前,右頸部に紅色の結節性病変が出現した.1か月前に約5cm大の半球状の紅色腫瘤となり近院を受診し(図1),腫瘤の部分摘出が行われた.しかし残存病変が著しく増大したため当科を紹介された.
現 症:当科初診時には右頸部の腫瘤は9.5×8.5×2.0cmとなっており,表面は潰瘍化していた.また右頸部リンパ節腫大を認めた.
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