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特集 最近のトピックス2012 Clinical Dermatology 2012
5.皮膚科医のための臨床トピックス
抗ヒスタミン薬のインバース・アゴニスト作用
Inverse agonism of antihistamines
佐藤 伸一
1
Shinichi SATO
1
1東京大学大学院医学系研究科皮膚科学
1Department of Dermatology,Faculty of Medicine,Graduate School of Medicine,The University of Tokyo,Tokyo,Japan
キーワード:
抗ヒスタミン薬
,
インバース・アゴニスト
,
アンタゴニスト
Keyword:
抗ヒスタミン薬
,
インバース・アゴニスト
,
アンタゴニスト
pp.152-154
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103269
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要約 抗ヒスタミン薬には,ヒスタミンH1受容体に対してヒスタミンと競合する拮抗薬(アンタゴニスト)としての作用のほかに,逆作動薬(インバース・アゴニスト)としての作用があることが明らかにされている.インバース・アゴニストの作用機序を理解することは,単に抗ヒスタミン薬の新しい薬理作用を理解することにとどまらず,抗ヒスタミン薬の正しい使い方に繋がることが期待されるため,臨床医としても正しく理解することが求められる.
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