Japanese
English
症例報告
顔面に紅色丘疹を伴った再発性多発性軟骨炎の1例
A case of relapsing polychondritis with facial papules
豊永 三恵子
1
,
水野 可魚
1
,
小倉 睦実
2
,
岡本 祐之
1
Mieko TOYONAGA
1
,
Kana MIZUNO
1
,
Mutsumi OGURA
2
,
Hiroyuki OKAMOTO
1
1関西医科大学皮膚科
2おぐら皮フ科
1Department of Dermatology,Kansai Medical University,Moriguchi,Japan
2Ogura Dermatological Clinic,Hirakata,Japan
キーワード:
耳介腫脹
,
皮膚症状
Keyword:
耳介腫脹
,
皮膚症状
pp.47-50
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102490
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要約 61歳,女性.2005年8月頃から顔面に自覚症状を伴わない紅色丘疹が出現するようになった.6か月後,耳介の腫脹,発赤,熱感が出現し,赤沈の亢進とCRPの上昇がみられた.耳介からの生検にて,軟骨およびその周囲に炎症細胞浸潤を認め,再発性多発性軟骨炎と診断した.耳鼻科にて両耳の難聴,喉頭の狭窄を指摘されたが,気道軟骨炎は明らかではなかった.再発性多発性軟骨炎における皮疹の出現頻度は約1/3とされ,その臨床像は多彩である.
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