Derm.2008
新潟大学パッチ診療のご紹介
伊藤 明子
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学分野
pp.134
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101985
- 有料閲覧
- 文献概要
最近は,大きな学会に参加するほかには近隣の県の先生との交流もなく,少し寂しく感じる.井の中の蛙にならないよう,これでいいのかな?と試行錯誤の毎日.そこで全国の皆様に,新潟大学のパッチテスト(以後パッチ)診療についてご紹介をしてみようと思う.
外来パッチは毎週3~6件.そのほか,病棟には「パッチ班」という3名の皮膚科医で構成される診療チームがあり,週に1~4件,クリパスに従い入院パッチを担当している.風雪で天候も悪いなか,フェリーや新幹線,列車,高速バスで来院される遠方からの患者さんも多く,週に何度も通えない場合や,治療もしながら一度に多数の検査物質を貼らざるをえない場合などが適応となる.外来でパッチに関与しない医局員も交替でチームを組む(3か月ごとに班替えの発表があり,小学校のクラス発表のときのように一騒ぎ)ので,ほとんどの医局員がパッチに携わる機会を得る.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.