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特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008
4. 皮膚疾患治療のポイント
イミキモド外用薬による尖圭コンジローマの治療
Treatment of condyloma acuminatum with topical imiquimod
川島 眞
1
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical University, Tokyo, Japan
キーワード:
尖圭コンジローマ
,
イミキモド
,
Toll様受容体
,
免疫反応調整薬
Keyword:
尖圭コンジローマ
,
イミキモド
,
Toll様受容体
,
免疫反応調整薬
pp.127-130
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101959
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要約 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum:CA)は,ヒト乳頭腫ウイルス6型,11型による性感染症(sexually transmitted disease:STD)で,他のSTDと同様に近年増加傾向にある.その治療として外科的療法が主に行われてきたが,最近,本邦においてCA治療薬としてイミキモド外用薬が発売された.イミキモドは局所において,インターフェロン-αの産生を促してウイルス増殖を抑制し,細胞性免疫応答を賦活化し,ウイルス感染細胞を傷害して,CAを治癒に至らしめる免疫反応調整薬である.本邦における5%イミキモドクリームを用いた臨床試験では,16週間の外用で63.6%のCA完全消失率が得られた.副作用は83.6%でみられ,紅斑,びらん,表皮剝離,疼痛が多かった.臨床試験成績を紹介し,本剤の特徴,使用上の注意点,将来への期待について述べた.
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