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特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008
1. 最近話題の皮膚疾患
輸入皮膚感染症
Imported infectious skin diseases
石井 則久
1
,
関根 万里
2
,
渡辺 朋美
3
,
朝比奈 昭彦
4
Norihisa ISHII
1
,
Mari SEKINE
2
,
Tomomi WATANABE
3
,
Akihiko ASAHINA
4
1国立感染症研究所ハンセン病研究センター生体防御部
2東京都保健医療公社荏原病院皮膚科
3渡辺皮膚科形成外科クリニック
4国立病院機構相模原病院皮膚科
1Department of Bioregulation, Leprosy Research Center, National Institute of Infectious Diseases, Higashi-murayama, Japan
2Department of Dermatology, Ebara Hospital, Tokyo, Japan
3Watanabe Dermatology and Plastic Surgery Clinic, Ueda, Japan
4Department of Dermatology, NHO Sagamihara Hospital, Sagamihara, Japan
キーワード:
海外渡航歴
,
外国人
,
地球温暖化
,
デング熱
,
熱帯地方
Keyword:
海外渡航歴
,
外国人
,
地球温暖化
,
デング熱
,
熱帯地方
pp.22-26
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101938
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要約 交通機関の発達により,人,動植物,物の流通が頻繁になっている.それに伴い,日本に「輸入」される皮膚感染症も増加している.輸入皮膚感染症は熱帯地方の感染症が多いが,本邦では診療する機会が少ないため,診断・治療に遅滞が生じることがある.初診時の問診アンケートなどに,外国人であれば出身国や既往歴・家族歴を,日本人であれば海外渡航歴などの項目を追加する.また,インターネットなどで世界の感染症の情報を常に更新しておくことも必要である.
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