特集 インバウンドに備える
医療インバウンドにおける課題 受け入れ外国人増加に伴う感染症対策
加來 浩器
1
1防衛医科大学校防衛医学研究センター 広域感染症疫学・制御研究部門
キーワード:
AIDS
,
デング熱
,
HIV感染症
,
結核
,
マラリア
,
感染予防管理
,
記念日と特別行事
,
新興・再興感染症
,
患者の受入れ
,
外国人
,
輸入感染症
,
ワクチン予防疾患
Keyword:
Malaria
,
HIV Infections
,
Infection Control
,
Vaccine-Preventable Diseases
,
Patient Admission
,
Dengue
,
Communicable Diseases, Imported
,
Tuberculosis
,
Acquired Immunodeficiency Syndrome
,
Anniversaries and Special Events
,
Communicable Diseases, Emerging
pp.873-879
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020331345
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<Headline>1 2018年の輸入感染症に関連がある受け入れ外国人は、中長期在留者(約280万人)と入国外国人(約3,000万人)であるが、後者は急増することが予測されている。2 輸入感染症の診断には、患者の症状、最新の世界の疫学情報、推定される疾患の潜伏期、既往歴、ワクチン接種歴を考慮すべきである。3 国際的なマスギャザリングイベント時には、輸入感染症に加えてバイオテロなどの不測の事態を考慮する必要がある。
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