連載 Clinical Exercise・8
Q考えられる疾患は何か?
福屋 泰子
1
1東京女子医科大学皮膚科
pp.267-268
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101933
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症例
患 者:53歳,男性.
主 訴:両下肢の紫斑,浮腫,しびれ感
既往歴:20年前より慢性B型肝炎,15年前より高血圧,2年前より気管支喘息
家族歴:父に脳血管障害,兄に高血圧
現病歴:初診の1週間前より両下肢に紫斑,浮腫,しびれ感が出現したため当科を受診した.
現 症:両下肢全体に著明な浮腫を認め,大小の紫斑が多発,融合し,一部では大豆大の水疱を伴っていた.手背にも著明な浮腫を認め,左手背では大豆大の紫斑を認めた.下腿外側では温痛覚,触覚が低下していた.
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