連載 Clinical Exercise・132
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    Q考えられる疾患は何か?
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                福屋 泰子
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京女子医科大学皮膚科学教室
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.655-656
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2018年8月1日
                  Published Date 2018/8/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205494
                
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- 文献概要
症例
患 者:56歳,女性(看護師)
既往歴:33歳時,両腋窩に水疱,びらんを伴う皮疹が出現し,近医で生検を受けたことがある.その後10年間はほとんど皮疹はなく経過している.
現病歴:初診の1か月前より臀部に紅斑が出現し,びらんとなって拡大したため,勤務先の皮膚科を受診し,吉草酸ベタメタゾン軟膏をリント布に伸ばして貼付する処置を行った.その後は自己判断で処置を行っていたが,皮疹がさらに拡大したため,当科を受診した.
現 症:両腋窩,大腿内側,肘窩などの間擦部位に,びらんと亀裂を伴い浸軟した紅斑局面を認めた(図1).臀部,両大腿後面,下腿後面にも広範囲にびらんと紅斑を認めた(図2,3).局面上およびその周囲には膿疱が散在していた.鏡検で真菌は陰性であった.
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