Japanese
English
症例報告
日光曝露により皮疹の増悪を認めた新生児エリテマトーデスの1例
A case of neonatal lupus erythematosus with sunlight-induced exacerbation of the skin lesion
清水 愛
1
,
山本 敬三
1
Ai SHIMIZU
1
,
Keizo YAMAMOTO
1
1豊川市民病院皮膚科
1Department of Dermatology, Toyokawa General Hospital, Toyokawa, Japan
キーワード:
新生児エリテマトーデス
,
抗SS-A抗体
,
抗SS-B抗体
Keyword:
新生児エリテマトーデス
,
抗SS-A抗体
,
抗SS-B抗体
pp.296-298
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101920
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要約 日齢29日,男児.日齢15日頃より顔面・体幹・足底に環状紅斑が多発した.母は無症候であった.患児・母ともに抗核抗体・抗SS-A抗体・抗SS-B抗体陽性であった.患児は心ブロックを認めなかった.顔面・体幹の紅斑は日齢とともに徐々に消退した.顔面の紅斑は日光曝露後一時的に増悪したが,日齢200日頃にはほぼ消退し,自己抗体も日齢とともに減少した.新生児エリテマトーデスの皮疹に対しても日光が増悪因子となることが示された.
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