Japanese
English
症例報告
転移性皮膚石灰沈着症の1例
A case of metastatic calcinosis cutis
高橋 亜由美
1
Ayumi TAKAHASHI
1
1日高病院皮膚科
1Department of Dermatology, Hidaka Hospital, Takasaki, Japan
キーワード:
転移性皮膚石灰沈着症
,
手指
,
血液透析
Keyword:
転移性皮膚石灰沈着症
,
手指
,
血液透析
pp.166-168
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101593
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 60歳,男性.7年前から慢性腎不全のため透析治療中.2年前から二次性副甲状腺機能亢進症を指摘されていた.左手第2指に疼痛を伴う腫脹が出現し,指腹に網状の紫紅色斑を認めた.病理組織学的に真皮に塊状のvon Kossa染色陽性沈着物を認め,転移性皮膚石灰沈着症と診断した.生検後,色素沈着を残して紫紅色斑は消退,指腹の腫脹も軽快した.症状出現後約2年の現在まで,皮膚潰瘍は生じていない.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.