Japanese
English
症例報告
爪部に生じたamelanotic melanomaの1例
A case of subungual amelanotic melanoma
高橋 基
1
,
岡田 悦子
1
,
田村 敦志
1
,
石川 治
1
Motoi TAKAHASHI
1
,
Etsuko OKADA
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学
1Depertment of Dermatology,Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
amelanotic melanoma
,
爪部
,
HMB-45
,
S-100蛋白
Keyword:
amelanotic melanoma
,
爪部
,
HMB-45
,
S-100蛋白
pp.1087-1089
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100867
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72歳,女性.初診の8か月前,右拇指爪甲が脱落し,爪床に淡紅色の肉芽腫様結節が出現した.有棘細胞癌を疑い生検したところ,表皮真皮境界部から真皮内に大型の異型細胞が浸潤増殖していた.胞巣内にメラニン顆粒はみられなかったが,免疫組織学的に腫瘍細胞はHMB-45,S-100蛋白陽性を示し,amelanotic melanoma(AM)と診断した.右拇指切断術および腋窩リンパ節郭清術を行った.術後補助化学療法としてDAVフェロン療法を実施中であるが,現在まで再発や転移はみられない.爪部に生じるAMの文献的考察とともに報告した.
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