Japanese
English
症例報告
アンピシリン/スルバクタム配合剤投与後に皮疹を生じたサイトメガロウイルス単核球症
Cytomegalovirus mononucleosis with cutaneous rash after administration of ampicillin/sulbactam combination drug
安藤 菜緒
1
,
岡本 玲子
1
,
小林 里実
1
,
林 伸和
1
,
川島 眞
1
Nao ANDO
1
,
Reiko OKAMOTO
1
,
Satomi KOBAYASHI
1
,
Nobukazu HAYASHI
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Depertment of Dermatology,Tokyo Women's Medical University
キーワード:
サイトメガロウイルス単核球症
,
アンピシリン
Keyword:
サイトメガロウイルス単核球症
,
アンピシリン
pp.819-822
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100796
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37歳,カナダ人男性.39℃台の発熱と咽頭痛を認め,アンピシリン/スルバクタム配合剤を3日間投与したところ,躯幹,四肢にびまん性淡紅斑および米粒大までの浸潤性紅斑が出現した.組織学的に,血管周囲性にリンパ球を主体とした軽度の細胞浸潤を認めた.発熱は3週間持続し,異型リンパ球の出現,軽度の肝酵素上昇,脾腫を認めた.サイトメガロウイルスIgM・IgG抗体が2週後に陽性化し,サイトメガロウイルス単核球症と診断した.
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