Japanese
English
特集 最近のトピックス2004 Clinical Dermatology 2004
5.皮膚科医のための臨床トピックス
レーザー照射によるnonablativeなしわ取り方法
Selective nonablative wrinkle reduction by diode laser
八木 宏明
1
,
瀧川 雅浩
1
Hiroaki YAGI
1
,
Masahiro TAKIGAWA
1
1浜松医科大学皮膚科
1Depertment of Dermatology,Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
nonablative
,
レーザー治療
,
しわ
,
老化
,
美容医療
,
rejuvenation
,
若返り
Keyword:
nonablative
,
レーザー治療
,
しわ
,
老化
,
美容医療
,
rejuvenation
,
若返り
pp.161-163
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100671
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要約
従来,しわ取りではケミカルピーリングやレーザーピーリングなどのablative(侵食的)な方法が主流であった.近年,麻酔を使わずに皮膚表面を瞬間的に冷却しながらレーザーを照射することで,角質や表皮を傷つけないnonablative(非侵食的)な方法が開発され,この原理に基づいた装置が欧米を中心に製品化されてきている.われわれが使用している半導体レーザー装置TERABYTE 2000 typeB(R)は,国産初のnonablativeなレーザーしわ取り装置である.半導体レーザーを使用し,連続発光が可能であるため,痛みを感じない程度の低いエネルギーでも効果が得られる.光老化モデルマウスに対する実験と,健常人ボランティアによる照射試験により効果が確認できた.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.