Japanese
English
症例報告
印環細胞癌皮膚転移の1例
A case of skin metastasis of signet ring cell cancer
吉田 理恵
1
,
木本 雅之
1
,
木花 光
1
,
吉澤 香
2
,
高橋 裕
2
Rie YOSHIDA
1
,
Masayuki KIMOTO
1
,
Akira KONOHANA
1
,
Kaori YOSHIZAWA
2
,
Yutaka TAKAHASHI
2
1済生会横浜市南部病院皮膚科
2済生会横浜市南部病院内科
1Department of Dermatology,Saiseikai-Yokohama Southern Hospital
2Department of Internal Medicine,Saiseikai-Yokohama Southern Hospital
キーワード:
印環細胞癌
,
皮膚転移
,
胃癌
,
ムチン
Keyword:
印環細胞癌
,
皮膚転移
,
胃癌
,
ムチン
pp.426-428
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100115
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要約
61歳,女性.右側腹部痛にて大動脈周囲リンパ節腫脹を指摘され,当院内科に入院中.全身検索を施行したが,原発巣は発見されていなかった.3か月前より右肩に自覚症状を伴わない1cm大の淡紅色皮内結節あり.病理組織学的に真皮内に著明なムチンの沈着と印環細胞を認め,印環細胞癌皮膚転移と診断した.再度内視鏡を施行したところ,胃癌が発見された.過去の印環細胞癌皮膚転移を集計した結果,原発巣として胃癌が大部分を占め,他の悪性腫瘍皮膚転移に比べて皮疹が悪性腫瘍の発見に先行する例が多いと判明した.
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