Japanese
English
症例報告
Interval nodeに転移を認めた悪性黒色腫の1例
A case of malignant melanoma with interval node metastasis
八田 尚人
1
,
森 俊典
2
,
高田 実
1
,
竹原 和彦
1
,
石倉 多美子
3
Naohito HATTA
1
,
Toshifumi MORI
2
,
Minoru TAKATA
1
,
Kazuhiko TAKEHARA
1
,
Tamiko ISHIKURA
3
1金沢大学医学部皮膚科学教室
2金沢市立病院皮膚科
3石倉医院
1Department of Dermatology,Kanazawa University School of Medicine
2Division of Dermatology,Kanazawa City Hospital
3Ishikura Clinic
キーワード:
センチネル
,
in-transit
,
メラノーマ
Keyword:
センチネル
,
in-transit
,
メラノーマ
pp.304-306
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100082
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要約
73歳,女性.腰正中部原発の結節型悪性黒色腫を切除し,センチネルリンパ節生検を行った.同定された両鼠径部のセンチネルリンパ節は転移陰性であったが,2年後に側腹部の皮下に転移が出現した.初回治療時のリンフォシンチグラフィにおいて鼠径部のほかに側腹部にも集積がみられた.これらの結果より,鼠径に至るリンパ系路に存在したinterval nodeがセンチネルリンパ節であり,転移したものと考えた.体幹はinterval nodeが高頻度にみられるため,リンフォシンチグラフィ施行時には注意が必要である.
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