Sentinel node navigation surgery
悪性黒色腫におけるsentinel node navigation surgery
堤田 新
1
,
山崎 直也
1国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科
キーワード:
黒色腫
,
リンパ行性転移
,
リンパ節郭清
,
治療成績
,
実現可能性研究
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Feasibility Studies
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Melanoma
,
Treatment Outcome
pp.399-403
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014127372
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悪性黒色腫におけるsentinel node navigation surgery(SNNS)は,主にセンチネルリンパ節(SN)生検(SNB)について研究がされてきた.本腫瘍に対するSNBは現在ほぼ標準治療となり,より正確なstagingを可能とし,臨床的所属リンパ節転移のない症例に対して,より合理的な治療が行えるようになった.また,SN転移は原発巣のthicknessと同様に重要な予後因子であることがわかってきた.欧米とは人種,skin typeが異なり,悪性黒色腫の病型や発生部位に特徴のある本邦におけるSNBの臨床研究は意義あるものと考えられる.最近では多施設共同研究の結果が報告され,また蛍光法は本邦では比較的広く用いられ,世界をリードできる研究がすすめられている.悪性黒色腫に対するSNBの"日本におけるエビデンス"が集積されてきている.
©Nankodo Co., Ltd., 2014