Japanese
English
治療
伝染性膿痂疹に対する塩酸オキシテトラサイクリン軟膏外用単独による治療効果の検討
Treatment of impetigo contagiosa with topical application of tetracycline ointment
國行 秀一
1
,
中野 一仁
1
,
前川 直輝
1
,
井上 亜希子
1
,
松本 千洋
1
,
鈴木 伸典
1
Shuichi KUNIYUKI
1
,
Kazuhito NAKANO
1
,
Naoki MAEKAWA
1
,
Akiko INOUE
1
,
Chihiro MATSUMOTO
1
,
Shinsuke SUZUKI
1
1大阪市立総合医療センター皮膚科
1Department of Dermatology,Osaka City General Hospital
キーワード:
伝染性膿痂疹
,
塩酸オキシテトラサイクリン軟膏
,
MRSA
Keyword:
伝染性膿痂疹
,
塩酸オキシテトラサイクリン軟膏
,
MRSA
pp.95-97
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100027
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要約 2002~2003年に皮膚科外来を受診した伝染性膿痂疹患者に対して塩酸オキシテトラサイクリン軟膏外用のみによる治療を行い,外用剤単独による治療効果について検討した.試験開始後,他の合併症などで抗生剤を服用した症例およびSSSS症例を除外した28例の膿痂疹患者に皮疹部の洗浄と1日3回外用剤を塗擦させた.治療開始後7日目に再診察し,皮疹について臨床的に判定した.7日後の再診時に,完治18例,著明に改善4例,中等度改善3例,やや改善3例であり,中等度以上改善が28例中25例(89.3%)であった.以上の結果より,塩酸オキシテトラサイクリン軟膏外用単独による治療が有効であることが確認され,内服薬の併用は必ずしも必要でないと考えられた.
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