印象記
第1回皮膚エリテマトーデス国際会議
和田 直子
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
pp.98-99
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100028
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2004年9月1~4日,ドイツのDsseldorfで皮膚のLE(lupus erythematosus)をテーマとした初めての国際学会,First International Conference on Cutaneous Lupus Erythematosusが開催されました.LEに伴う多彩な皮膚症状は,SLE (systemic lupus erythematosus),DLE (discoid lupus erythematosus)をはじめ,既にその疾患概念の確立されたものとなっていますが,近年その病態に関する研究や免疫学的な話題が注目されていることもあって,今回世界の先生方が一堂に会して現在までの疾患理解の確認,最新の知見の勉強,意見交換を行う機会が設けられたものです.
学会の運営はDsseldorf大学皮膚科Thomas Ruzicka教授を中心にドイツの大学の先生方が労を取られ,ヨーロッパ,アメリカなど20カ国から150人の参加がありました.筆者は一般演題のポスター発表で慶應義塾大学病院の症例報告を持参し,講師陣の一人として招かれている西川武二教授と谷川瑛子講師,教室の先輩である河原由恵先生(けいゆう病院)とともに参加しました.日本からの参加は,われわれのほかにも川崎医科大学植木宏明学長,杏林大学塩原哲夫教授,和歌山県立医科大学古川福実教授がみえて講義をされました.
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