連載 シリーズ/ここまでわかる画像
⑫甲状腺のエコー・CT・MRI
山田 恵子
1
,
五味 直哉
1
,
有賀 明子
1
,
澤野 誠志
1
,
河野 敦
1
,
小泉 満
1
,
山下 孝
1
,
杉谷 巌
2
,
鎌田 信悦
2
1癌研究会附属病院放射線科
2癌研究会附属病院頭頸科
pp.969-977
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902657
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はじめに
一般に最もよく知られている甲状腺の疾患であるバセドウ病は,検診で約1,000人に1人の割合でみつかるといわれている1)。橋本病はもっと頻度が高く,成人女性の20〜30人に1人にみられる。腺腫様甲状腺腫は触診で100人中5〜6人にみつかり,甲状腺癌は成人女性の1,000人に3人の割合でみつかるという。さらに,エコー(US)を行うと約半数に甲状腺の結節性病変がみられるといわれている。
本稿では,正常甲状腺およびこれら甲状腺疾患のUS,CTおよびMRI所見について述べたい。
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