特集 身体障害者福祉法と耳鼻咽喉科
1.15条指定の耳鼻咽喉科医
真鍋 敏毅
1
1真鍋医院
pp.913-916
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902647
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はじめに
身体の不自由な人々の生活支援を目的とした法体系として,身体障害者福祉法(身障法と略)が施行されて50年余になる。昭和25年に施行されて以後,身障法の概念または基本理念は,国民の生活水準や世相を反映して変化してきている1)。
一方,障害を有する人々が身障法の保護の対象になるためには,障害認定規準に該当するか否かの診断を受けなければならない。障害の認定には同法第15条に規定された指定医師の診断が必要である。第15条指定医は,障害者が身障法の保護の対象になるか否かを決定する重大な責任がある。
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